花札の赤短 考
花札の赤い短冊 梅桜松
そこに書かれている文字の意味は?
桜は 「みよしの 」
桜と言えば古来より多くの詩歌に詠まれてきました
万葉集 古今和歌集 百人一首 etc
奈良は吉野山の桜が有名ですね
日本一の桜の地を雅名・美称でお包みして ⇒ 「みよしの」
それなら 梅と松の「あかよろし」って何?
めでたい樹木なので 実に素晴らしい ⇒ 明らかに優れている ⇒
明らかによし ⇒ あ可よろし ⇒
あかよろし となったのだそうです
更に本物の花札をよくよく見ると
この3種の赤短の背景には黒い斑点
模様(つぶつぶ)が。 これは何だろう?と調べてみました-
霞? 花粉? 水滴? でも黒い色だね…
文献を見てもよく分かりませんでした
私は
これはきっと花の精、生命の精なんだろうと勝手に考え
彩色のつぶつぶにして切り絵にしてみました いかがでしょう?